おばさんミーハー炸裂!
「e-とらんす」世界の街から、2001年4月号掲載
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日本では何年も前からスウェーディッシュ・ポップが流行だそうである。
こちらでまったく無名のバンドや歌手が日本で人気を博していることも
珍しくない。例えばトーク番組に誰この人? みたいな歌手やバンドが
出てきて、司会者に「日本で何万枚売れたんだそうですね」と話題を振ら
れて喜んでいたりする。また日本で火がついたのをきっかけにヨーロッパでも
人気が出ることがある。カーディガンズなどそのよい例だ。ただしこちらの
ロック・ポップ通に言わせると「日本人の好みは理解しがたい。我々とは
テイストが違う」のだそうだ。一言で言ってしまうと日本で好まれる音楽は
「子供っぽい」のだと。

確かにそれは音楽以外の文化でも言えるかもしれない。成人してもなお日本の
女性は可愛らしいグッズが大好き。小学生の子供と変わらない文具やバッグを
持っていたりする。早く大人になりたがり、10代の頃から服装もセクシーを
追求する西洋人の女性とは大違いである。
もちろん私も日本人であるから可愛い物は大好きだ。その上子供っぽい音楽も・・・。

 イギリス出身の若い男の子4人組ポップグループa1がストックホルムでイベントに
出演した。ヨーロッパ本土ではバックストリートボーイズやウェストライフほどの知名度は
ない彼らのこと、イベントといっても郊外のショッピングセンター広場で2曲歌うだけと
いうショボいものだった。それでも中高校生女子を中心に百人以上のファンが詰め掛けていた。
懐かしのA-HAのヒット曲「テイク・オン・ミー」のリメイクなどを歌っている間、少女時代から
ボーイズバンド大好きな私はスウェーデンのティーンエージャーを押しのけてはしゃぎっぱなし。
歌い終わって、サイン会が始まろうという時、司会のDJが突然「今日はわざわざ日本から来たファンも
いるんですよ」と言い出したのでビックリ。A1は日本で人気があるけれど、まさかここまで追っかけ
するとは・・・ と呆れていたら、実はそれは私のことでした。

ショッピングセンターまで一緒に着いて来てくれた友人が歌の最中、DJに私のことを話していたのだ。
ギャー!! 
でもそのおかげで私は舞台まで上がりメンバー一人一人と挨拶できるといううれしい経験ができた。
・・・ただしスウェーデンの若者の「アノオバサン、ダレ?」と言わんばかりの冷たい視線が痛かったけど。
帰宅してそのことを亭主に話すと「うわー、その場にいなくて僕、助かったよ」だって。
幼稚な趣味をもつ妻って恥ずかしい? でもミーハーっぽいところがない人って話していて
ちょっと面白味がないと思うのは私だけでしょうか?
(さよこ)


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